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forestへのブランド譲渡の裏には、どのようなやり取りや決断、ブランドオーナーの想いがあるのでしょうか。今回は、革小物ブランドGRAVの承継(M&A)について、同社の創業者である勝山氏と、GRAVの運営に携わるforestの安藤 成希の対談をお届けします。(以下、敬称略)
前編では、ブランド設立背景からforestへのブランド譲渡に至ったリアルな経緯についてお届けしました。
後編では、ブランド承継後の勝山氏の事業への携わり方、次の挑戦についてお伝えします。
安藤
GRAVの承継では、これまでのブランドの方向性を大きく変えるのではなく、できるだけ完全再現するところからスタートしました。そのために、勝山さんにはこれまでのやり方を細かくお聞きしています。勝山さんとしては、ブランド譲渡後に方針が大きく変わるイメージだったのか、変えずにそのままいくイメージだったのか、どちらだったのでしょうか。
勝山
安藤
勝山
商品数をもう少し増やせたかなと思っています。商品の品質を全体的に上げていきたいという思いがあったのですが、そこは今まさに向かえているところかなと感じていまして、今後が楽しみです。
安藤
勝山
一つは仕入でしょうね。1人でやっていたときは売れるタイミングで在庫を切らしてしまうこともあったので、そこが組織になったことで最適に運用できるようになったのが大きいのではないかと思います。新しい仕入れ先、OEM先を開拓できつつあるのも譲渡後の大きな変化です。
安藤
短期では在庫管理などで機会損失を減らし、中期でSKU数を増やし、長期でサプライチェーンのテコ入れをする。しっかり伸びる道筋ができていると。
勝山
ええ。ブランド譲渡後には商品ラインナップも広げましたね。メンズ系が中心だったところ、レディース商品も展開し、ターゲットを広げる方向に動いています。
安藤
これまでGRAVが行ってきた良質でコストパフォーマンスに優れた商品を届ける点は維持しつつ、ユーザー層を広げていきたいと思っています。ECモールで買いやすく、手元に届いたら値段以上にハイクオリティと感じて頂けるような、お客様の期待値を超えられるブランドに育てていきたいなと。
勝山
安藤
商品企画は勝山さんからの提案を受けるだけではなく、こちらから提案したり、新規のお取引先様から売れ筋のご提案をいただいたりしていますね。今は週に1回定例ミーティングを行っていますが、やり方に関してイメージとのギャップはありますか?
勝山
部外者みたいに扱われるのかなと思っていた部分にギャップがありました。実際にはそんなことはなく、ブランドを立ち上げた人間として立てていただけているなと感じますし、仲間として尊重してもらえていると思っています。
安藤
そのブランドのカテゴリー特性や売れ筋商品について、スタート時に1番詳しいのは売主です。その売主の想いを踏みにじらないように留意し、いい連携が取れる関係性を築けるかが引継ぎの肝だと思っています。ゼロイチで作った自分のブランドを譲渡によってぐちゃぐちゃにされるのは避けたいでしょうしね。勝山さんにはおんぶにだっこといっても過言ではないくらいサポートいただきました。ありがとうございます。
勝山
ブランドを大切にしたいという思いはこちらとしても感じていました。ありがとうございます。
(写真右)GRAVブランドマネージャー安藤
安藤
ご自身の経験を振り返ってみて、どのようなブランドオーナーにforestへの譲渡を勧めたいと思われますか?
勝山
安藤
ありがとうございます。データをしっかり取って利益管理をしていく必要性が増してきたフェーズのオーナーさんに適している選択肢なのではないかと思っています。他社と比べるとブランドの存在意義を変えずに、創業者の方のお考えを尊重しながら進められる点も弊社の特徴です。
最後に、GRAVの今後の展望についてお聞かせいただけますか。
勝山
ブランドの認知度を上げたいですね。「GRAVだから」から入っていただけるお客様が増えると嬉しい。Amazonメインでやってきたため、まずはAmazonの該当カテゴリーすべての上位にGRAVが出てくる状況を作りたいです。
安藤
私も同じ思いでいます。「この商品がカッコいいから買おう」ではなく、「GRAVってカッコいいから買おう」と思ってもらえるようにしたいなと。ブランド名を広げられると、ブランドとして次のフェーズにいけると思っています。
なお、譲渡後にまたゼロからブランドを立ち上げる方もいますが、勝山さんはご自身の今後についてはどのようにお考えですか?
勝山
いかがでしたでしょうか。
forestでは日本のいいモノを世界へ発信するビジョンを掲げ、素敵なブランドの成長支援・M&Aを行っています。
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